2026.06.08
梅雨時に鳴る!?エアコンからの「ポコポコ音」の原因と簡単な直し方

こんにちは。「ハウスクリーニングあさひ」代表の坂井です。
梅雨の時期や夏場にエアコンを使っていると、突然エアコンの中から「ポコポコ…」「ポンポン…」という、水が沸騰して弾けるような不思議な音が聞こえてきた経験はありませんか?
「中で水が漏れているの!?」「ついにエアコンが故障した!?」と焦ってしまうかもしれませんが、まずはご安心ください。実はこれ、エアコンの機械的な故障ではありません。
今回は、この時期によくある「ポコポコ音」の意外な原因と、放置してはいけない理由、そしてご家庭ですぐにできる簡単な直し方について詳しく解説します。
「ポコポコ音」の正体は、空気の逆流!
エアコンから聞こえるポコポコ音の正体は、ずばり「屋外の空気が、ドレンホースを通ってエアコンの中に逆流してくる時の音」です。
エアコンで冷房や除湿(ドライ)を使うと、内部の熱交換器が冷やされて大量の結露水が発生します。その水は、水受け皿であるドレンパンに集められ、「ドレンホース」という細い管を通って屋外へ排出されています。
ところが、ある特定の条件が重なると、外の空気がこのドレンホースを逆流して部屋の中に入ろうとします。その際、ホースの中に溜まっていた結露水を空気が「ポコポコッ!」と押し上げながら通過するため、あのような音が鳴るというわけです。ストローでジュースを吹いてブクブクと泡立てるのと同じ原理ですね。
なぜ空気が逆流する?「高気密住宅」と「換気扇」の関係
昔のすきま風が入るような家では、この現象はほとんど起きませんでした。ポコポコ音が鳴りやすいのは、最近のマンションや、密閉性の高い「高気密住宅」と呼ばれる戸建てです。
窓やドアをしっかり閉め切った気密性の高い部屋で、「キッチンの換気扇」や「お風呂の換気扇」「24時間換気システム」を回すとどうなるでしょうか。
部屋の中の空気がどんどん外へ排気されるため、部屋の中の気圧が外よりも低い状態(負圧)になります。すると、部屋は足りなくなった空気をどこかから取り込んで、気圧のバランスを保とうとします。
その「外の空気の吸い込み口(通り道)」として一番手っ取り早いのが、外と直接繋がっている「エアコンのドレンホース」なのです。
強風の日(台風や春一番)にも鳴ることがある
換気扇を回していなくても、屋外の風が非常に強い日(台風や春一番など)には、室外機の近くにあるドレンホースの出口に風が直接吹き込み、空気が無理やり押し込まれてポコポコ音が鳴ることがあります。
そのまま放置するとどうなる?3つの恐ろしいリスク
「故障じゃないなら、音が鳴っていても我慢すればいいか」と放置するのは、実はお勧めできません。空気の逆流をそのままにしておくと、以下のような二次被害を引き起こす可能性があります。
- ドブや下水の悪臭が部屋に充満する
ドレンホースの出口が、ベランダの排水溝やドブ、下水の近くにある場合、逆流してくる空気と一緒に「外の嫌なニオイ」まで部屋の中に吸い込んでしまいます。 - 虫(ゴキブリやカナブン)の侵入経路になる
ホースが外の空気を吸い込む力に引き寄せられて、小さな虫やゴキブリがドレンホースを通ってエアコン内部に侵入してくるリスクが高まります。 - 内部の汚れが逆流し、水漏れを引き起こす
ドレンホースの中にスライム状になったカビやホコリなどの「ヘドロ汚れ」が溜まっていた場合、空気の逆流と一緒にその汚水が室内機側へ押し戻されてしまいます。行き場を失った水が吹き出し口からポタポタと水漏れを引き起こす原因になります。
今すぐできる!ポコポコ音を止める簡単な方法(応急処置)

音が鳴り始めたら、まずは以下の方法を試してみてください。気圧差が原因であれば、すぐに音を止めることができます。
方法1 窓やドアを少しだけ開ける
一番手っ取り早い方法は、部屋の窓や換気口(給気口)を1〜2センチほど少しだけ開けることです。外の空気が窓からスムーズに入ってくるようになるため、ドレンホースからの空気の逆流が止まり、音もピタリと鳴り止みます。
方法2 換気扇を止める、または弱める
料理中などでキッチンの強力な換気扇を「強」で回していることが原因である場合は、換気扇を一旦止めるか、風量を「弱」にすることでも気圧差が解消され、音が止まります。
「逆流防止弁(防虫キャップ)」をプロがあまりおすすめしない理由
ポコポコ音や虫の侵入対策として、インターネットやホームセンターでドレンホースの先端に取り付ける「逆流防止弁(エアカットバルブ)」や「防虫キャップ」がよく紹介されています。
しかし、私たちプロの経験上、これらを取り付けることはあまりおすすめしていません。
なぜなら、キャップや弁を取り付けることで、エアコン内部から流れ出てきたヘドロやホコリがその部分に引っかかり、非常に「詰まりやすく」なってしまうからです。
ドレンホースの出口が詰まると、結露水の逃げ場がなくなり、あっという間に室内機から滝のように水漏れを起こすという大惨事に繋がります。
当店でもオプションとして簡易的な防虫キャップの取り付けは可能ですが、取り付けた場合は「定期的にキャップを外して掃除をする」というこまめなメンテナンスが絶対に必要になります。そのリスクを理解した上でご検討ください。
▼あわせて読みたい
エアコンの水漏れ!原因と今すぐ自分でできる応急処置、プロの修理法
「エアコンのポコポコ音」まとめ
- 音の原因は故障ではなく、気圧差によるドレンホースからの空気の逆流。
- 窓を少し開けるか、換気扇を弱めればすぐに音は止まる。
- 逆流防止弁や防虫キャップは詰まりや水漏れのリスクが高まるため、プロはあまり推奨しない(付けるならこまめな掃除が必須)。
エアコンのポコポコ音は、部屋の気圧バランスが崩れているサインです。
「窓を開けても音が止まらない」「エアコンから水が垂れてきた」という場合は、気圧差だけでなくホース自体がヘドロ汚れで完全に詰まっている可能性が高いです。
水漏れやカビの悪臭でお困りの際は、ぜひ「ハウスクリーニングあさひ」にご相談ください。プロの高圧洗浄でエアコンの奥からドレンホースの先まで、スッキリ清潔に洗い流します!
このページの監修者

坂井 洋平 Youhei Sakai
専門知識を活かし、大手と変わらない品質を地域に寄り添う価格でご提供します
「ハウスクリーニングあさひ」代表。 大手洗剤メーカーで培った汚れに関する専門知識を、もっと身近な場所で役立てたいという想いから、石川県金沢市で開業しました。 科学的根-拠に基づいた清掃と、個人店ならではの丁寧な対応で、お客様の「キレイで安心な毎日」をサポートします。
まずはご質問や料金の確認だけでも構いません。
ぜひお気軽にご相談ください!





