2025.09.08
エアコンクリーニングの頻度は何年ごと?プロが教える見極めサイン

こんにちは。「ハウスクリーニングあさひ」代表の坂井です。
金沢市や野々市市のお客様から「エアコンクリーニングって、何年に一回くらい頼むのがいいの?」というご質問をよくいただきます。一度綺麗にしても、いつの間にかまた汚れてしまうエアコン。特に、夏の冷房シーズンが終わった後や、冬の暖房を使い始める前には、最適なクリーニングの頻度が気になりますよね。
結論から申しますと、当店では「1〜2年に1回のクリーニング」を推奨しています。
今回は、なぜその頻度が良いのかという理由と、ご家庭の状況に合わせた最適なタイミングを見極めるための「サイン」について、プロの視点から詳しく解説します。
なぜ「1〜2年」がおすすめ?汚れを放置すると起こる2つの大きなリスク
「もっと長く、2〜3年ごとで大丈夫」という意見もありますが、特に湿度の高い金沢の環境を考えると、1〜2年ごとのクリーニングが安心です。汚れを長期間放置すると、目に見えないところで主に2つのリスクが着実に高まっていきます。
- 健康へのリスク:見えないカビが家族の健康を脅かす
エアコン内部は、ホコリを栄養源にカビが繁殖するための好条件が揃っています。1年以上洗浄していないエアコンの内部からは、アレルギー性鼻炎や喘息の引き金となるカビの胞子が、運転のたびに大量に放出されている可能性があります。特に免疫力の低い小さなお子様や、体の不調を言葉で伝えられないペットのいるご家庭では、ご家族の健康のために定期的な洗浄が欠かせません。 - 経済的なリスク:無駄な電気代を払い続けることになる
フィルターだけでなく、内部のファンや熱交換器がホコリで目詰まりすると、エアコンは空気を効率よく吸い込んだり熱を交換したりできなくなります。その結果、設定温度に到達させるためにより多くの力を使うことになり、電気効率が著しく低下します。効きが悪くなるだけでなく、電気代も高くなってしまうのです。「まだ大丈夫」と思っているその期間にも、実は気づかないうちにお財布への負担が増えている可能性があるのです。
我が家は毎年やるべき?プロが教える「頻度を早めるべき」ご家庭の5つの特徴
ご家庭の生活環境によっては、1年ごとのクリーニングが強く推奨されるケースがあります。私が金沢市や白山市の現場で「このお宅は毎年クリーニングした方が良いな」と感じるご家庭には、以下のような特徴があります。ご自身の生活スタイルと照らし合わせてみてください。

- ペット(犬・猫)を飼っている
ペットの細かな毛やフケ、皮脂は、空気中に舞い上がり、エアコンが吸い込む空気と一緒に内部に蓄積されます。これらはホコリやカビの格好の栄養源となり、特有のニオイの原因にもなりやすいです。特に夏のシーズンはペットのために24時間つけっぱなしにされるご家庭も多く、汚れは想像以上に速いスピードで溜まっています。 - 日中もご在宅で、エアコンの使用時間が長い
エアコンの汚れは、車の走行距離のように、その運転時間に比例します。日中もご家族が在宅されているご家庭や、在宅ワークで一日中エアコンを使用する場合、単純計算で一般的なご家庭の倍以上のスピードで汚れが蓄積していきます。 - エアコンがキッチンやダイニングの近くにある
キッチンの近くに設置されたエアコンは、調理中に出る油を含んだ湯気(油煙)を吸い込んでしまいます。油汚れは粘着性が高く、空気中のホコリをガッチリと吸着します。一度付着すると非常に落ちにくい頑固な汚れになるため、早めのお手入れが重要です。多少キッチンから離れていても、LDKのような一つの空間にあれば油は空気中を漂って付着します。 - 小さな赤ちゃんや、アレルギー体質の方がいる
赤ちゃんは大人よりもアレルギー反応に敏感で、体の抵抗力もまだ強くありません。また、花粉症や喘息などの症状をお持ちのご家族がいる場合も、エアコン内部から飛散するハウスダストが症状を悪化させる一因となり得ます。ご家族の健康のために、カビの胞子が飛散するリスクはできるだけ取り除いてあげたいものです。 - 湿気がこもりやすいお部屋に設置されている
例えば、日当たりの悪い北側の部屋や、窓が少なく風通しの悪い部屋、洗濯物の部屋干しをよくするお部屋のエアコンは、常に高い湿度にさらされるため、他よりもカビが繁殖しやすい傾向にあります。
「もう限界かも…」エアコンが出す3大クリーニングサインを見逃さないで
推奨頻度に関わらず、エアコンが以下のようなサインを出していたら、内部の汚れが限界に達している証拠です。すぐにプロに相談することをおすすめします。
- サイン1:風が「カビ臭い」
運転開始時に、酸っぱいような、雑巾のような、ホコリっぽいようなカビ臭いニオイがしたら、それは内部でカビが大量に繁殖している動かぬ証拠です。「しばらく運転すれば消えるから…」と放置してしまうと、ニオイに鼻が慣れてしまうだけで、カビの胞子は部屋中に拡散し続けています。 - サイン2:風が「ぬるい」
設定温度を下げても、以前より冷房の効きが悪くなったと感じる場合、内部の熱交換器がホコリで目詰まりし、性能が著しく低下している可能性があります。リモコンの表示は18℃なのに、出てくる風はどこか生ぬるい…そんな時は要注意です。これは電気代の無駄遣いにも直結します。 - サイン3:風の吹き出し口に「黒い点々」が見える
スマートフォンのライトなどで風の吹き出し口を覗き込んでみてください。奥にあるファンなどに黒い点々が見えたら、それは紛れもなく送風ファンにびっしりと付着したカビです。このカビが風に乗って部屋中に撒き散らされていると想像してみてください。
「エアコンクリーニングの頻度と見極めサイン」まとめ
- クリーニングの推奨頻度は1〜2年に1回
湿度の高い金沢の環境では、ご家族の健康と電気代の節約のため、1〜2年に一度の定期的なクリーニングが理想的です。 - 生活環境によっては毎年のお手入れを推奨
ペットや小さなお子様がいるご家庭、エアコンの使用時間が長い場合などは、汚れの進行が速いため、1年ごとの洗浄をおすすめします。 - 「ニオイ・効き・見た目」が限界のサイン
風がカビ臭い、効きが悪い、吹き出し口に黒い点が見える。これらの症状は、内部の汚れが限界に達している証拠です。 - 最適な頻度はプロに相談するのが一番の近道
ご家庭の状況によって最適な頻度は異なります。「うちの場合はどうだろう?」と気になったら、まずはプロに相談してみましょう。
「うちの場合はどうなんだろう?」と少しでも気になった方は、ぜひお気軽に無料相談・お見積りはこちらからご利用ください。プロによるエアコン内部の高圧洗浄で、安心で快適な毎日を取り戻しましょう。また、「お掃除機能付きエアコン」をお使いの方は、お掃除機能付きエアコンの真実についてはこちらの記事もぜひご覧ください。
このページの監修者

坂井 洋平 Youhei Sakai
専門知識を活かし、大手と変わらない品質を地域に寄り添う価格でご提供します
「ハウスクリーニングあさひ」代表。 大手洗剤メーカーで培った汚れに関する専門知識を、もっと身近な場所で役立てたいという想いから、石川県金沢市で開業しました。 科学的根-拠に基づいた清掃と、個人店ならではの丁寧な対応で、お客様の「キレイで安心な毎日」をサポートします。
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