#2025.08.28

お掃除機能付きエアコンの掃除は不要?プロが教える真実

こんにちは。「ハウスクリーニングあさひ」代表の坂井です。
石川県金沢市を拠点に、野々市市、白山市、内灘町、かほく市などにお住まいの皆様へ、プロのハウスクリーニングサービスをお届けしております。

さて、お客様から最もよくいただくご質問の一つに、「うちのエアコンはお掃除機能付きだから、クリーニングは不要でしょ?」というものがあります。
高機能なエアコンをお持ちで、日頃からお手入れの意識が高いお客様ほど、そう思われるのは当然のことです。しかし、そうお考えの方は、もしかしたら電気代で大きく損をしているかもしれません。

実は、「お掃除機能」は決して万能ではなく、本当に汚れて健康や電気効率に影響を与える場所は掃除してくれないのです。
今回は、その知られざる真実と、放置するリスクについて、元洗剤メーカーの知識も交えながら詳しく解説します。

大手メーカーも明言。「自動お掃除」が掃除するのはフィルターだけ

まず、大前提として知っていただきたいのは、現在市販されている家庭用エアコンの「お掃除機能」が掃除しているのは、基本的に「フィルター表面のホコリ」だけだということです。

運転後にウィーンという音と共に、フィルター上を小さなブラシが動いてホコリをかき集める、あの機能です。集められたホコリは、本体内部のダストボックスに溜められるか、ホースを通じて屋外に排出されます。これはこれで非常に便利な機能ですが、あくまで「フィルター」限定のお話です。

これは、エアコンメーカーのダイキン工業も公式サイトで明確に説明している事実であり、決して私たち業者が仕事を獲得するために言っているわけではありません。例えるなら、「玄関マット(フィルター)は自動でキレイになるけれど、家の中(エアコン内部)は誰も掃除してくれない」状態なのです。

金沢の気候とエアコンのカビ:あなたのせいだけではありません

エアコンから酸っぱいような、カビ臭いニオイがしてくると、「自分の掃除が悪いのかな…」と感じるかもしれません。しかし、一概にそうとは言えません。
「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉があるように、私たちが暮らす金沢市は、全国的に見ても湿度が高い地域です。気象庁のデータによると、金沢の年平均相対湿度は79%に達し、これは東京(69%)や大阪(68%)と比べても際立って高い数値です。

夏場、冷房運転をすると、暖かい部屋の空気がエアコン内部で急に冷やされます。このとき、空気中の水分が結露となって、内部の金属部分(アルミフィン)に水滴となってびっしり付きます。この結露水と、金沢の多湿な環境、そしてホコリという栄養が組み合わさることで、カビにとっては最高の繁殖場所となってしまうのです。つまり、カビが生えやすいのは、あなたのせいだけではなく、この地域の気候も大きく影響しているのです。

「お掃除機能」では絶対に取れない、カビと汚れの温床

ダイキンのサイトでも言及されている通り、自動お掃除機能が対応できない、本当にキレイにすべき場所は主に以下の2箇所です。

  1. アルミフィン(熱交換器)
    エアコンのカバーを開けると見える、薄い金属の板が何枚も並んだ部分です。ここは空気の温度を変える重要な役割を担っていますが、先述の通り、冷房時には結露で常に濡れた状態になります。この水分がエアコン内部の湿度を高め、カビが発生する大きな原因となります。ホコリも水分と混ざり、粘土のようにこびり付きやすい場所です。
  2. 送風ファン
    エアコンの悪臭やカビの最大の発生源は、エアコンの奥深くにある、風を直接室内に送り出す「送風ファン」です。筒状の部品で、常に湿気を含んだ風が当たり続ける上に、樹脂製で表面がザラザラしているため、カビの胞子が付着しやすく、最も繁殖しやすい場所と言えます。ここに生えたカビが、エアコンの風に乗って部屋中に撒き散らされ、アレルギーや喘息の引き金になる可能性も指摘されています。

プロが見る各メーカーお掃除機能の落とし穴

便利な機能にも、プロの視点から見るといくつかの「落とし穴」があります。

  • ダストボックス式(多くのメーカー)の問題点
    「お掃除機能付き」という言葉の安心感から、ダストボックスの存在自体を忘れ、何年もホコリが溜めっぱなしになっているご家庭が非常に多いです。これではホコリが溢れてしまい、かえってエアコンの性能を落としてしまいます。
  • 自動排出式(パナソニック等)の注意点
    ダストボックスがないタイプでも、ホコリを屋外に排出するための細い通り道(配管)には、湿気と混ざったホコリがびっしりと詰まっていきます。ここが詰まると、行き場のなくなったホコリが内部に溜まり始めます。
  • 凍結洗浄(日立など)は逆効果?
    熱交換器を凍らせて汚れを落とす機能も人気ですが、あくまで表面の軽い汚れを洗い流す程度です。プロの高圧洗浄に比べれば洗浄力は限定的ですし、内部の湿度を不必要に高めてしまい、かえって金属部分の錆びを促進させてしまうケースも見られます。

汚れを放置すると「2年間でクリーニング代以上」も電気代で損をする!?

アルミフィンにホコリやカビが詰まると、空気の通り道が塞がれ、熱交換の効率が著しく低下します。そうなると、エアコンは設定温度に至るまでにより多くのパワーを必要とし、常に全力運転を強いられることになります。
資源エネルギー庁のデータによると、ご家庭で2週間に一度フィルターを掃除するだけで、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力削減になると言われています。

これを、プロでなければ掃除できない、さらに重要な内部の汚れに置き換えて考えてみましょう。もし、数年間蓄積した汚れによって熱交換効率が20%悪化していると仮定します。これは決して大げさな数字ではありません。

夏の3ヶ月間、1日の電気代が300円だとすると、

300円(1日の電気代) × 90日(3ヶ月) × 20%(効率悪化分) = 5,400円

冬も同程度使用すると、年間で10,800円もの電気代を余計に支払っている計算になります。

2年間では21,600円。これは、お掃除機能付きエアコンのクリーニング料金を十分に上回る金額です。つまり、定期的なプロのクリーニングは、目先の出費ではなく、結果的に電気代の節約に繋がる賢い投資なのです。

「お掃除機能付きエアコンの掃除は不要?プロが教える真実」まとめ

  • 自動お掃除機能はフィルターのホコリしか取れない
    エアコンの「自動お掃除機能」は、内部にこびり付いたカビやアレルギーの原因となる汚れまでは除去できません。
  • 内部のカビはニオイや健康被害の原因になる
    機能の対象外であるアルミフィンや送風ファンにカビが繁殖すると、嫌なニオイを放ち、ご家族の健康を損なう原因にもなります。
  • 汚れの放置は無駄な電気代に繋がる
    熱交換器が目詰まりすると熱効率が著しく低下し、エアコンの効きが悪くなるため、結果として無駄な電気代が発生します。
  • プロによる分解洗浄が最も効果的な解決策
    ご家族の健康と電気代の節約のため、1〜2年に一度、専門家による分解洗浄で内部の汚れを根本から除去することをお勧めします。

このページの監修者

坂井 洋平 Youhei Sakai

専門知識を活かし、大手と変わらない品質を地域に寄り添う価格でご提供します

「ハウスクリーニングあさひ」代表。 大手洗剤メーカーで培った汚れに関する専門知識を、もっと身近な場所で役立てたいという想いから、石川県金沢市で開業しました。 科学的根-拠に基づいた清掃と、個人店ならではの丁寧な対応で、お客様の「キレイで安心な毎日」をサポートします。

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