2025.11.03
浴室のカビを根絶!湿気の多い金沢市でプロが実践するカビ取り方法

こんにちは。「ハウスクリーニングあさひ」代表の坂井です。
石川県金沢市を拠点に、野々市市、白山市、内灘町、かほく市などにお住まいの皆様へ、プロのハウスクリーニングサービスをお届けしております。
さて、石川県にお住まいの皆様なら、誰もがうなずいてくださると思いますが…
「お風呂掃除で一番大変なのは、何と言ってもカビとの戦い」ですよね。
一生懸命こすっても、強力なカビ取り剤を使っても、気づけばまた同じ場所に黒いポツポツが…。特に湿度の高い金沢の気候の中では、この繰り返しにうんざりしている方も多いのではないでしょうか。
今回は、なぜ市販のカビ取り剤ではカビを「根絶」できないのか、その理由と、湿気の多い金沢だからこそ知ってほしい、プロが実践するカビの根本退治について徹底解説します。
あなたのせいじゃない!「カビの天国」と呼ばれる金沢の気候
「うちの掃除の仕方が悪いのかな…」とご自身を責める必要はありません。実は、私たちが暮らす金沢は、カビが繁殖するのに最適な条件が揃った、いわば「カビの天国」なのです。
ご存知の通り、金沢は全国的に見ても年間を通して湿度が高く、日照時間が短いという特徴があります。ジメジメとした気候に加え、浴室は家の中で最も湿気がこもる場所。この「地域の湿気」と「お風呂の湿気」が組み合わさることで、カビにとっては最高の繁殖環境が常に維持されてしまうのです。
つまり、金沢でお風呂のカビに悩むのは、ある意味で当然のこと。だからこそ、表面的なお掃除だけでは追いつかなくなってしまうのです。
市販のカビ取り剤が効かない本当の理由
では、なぜ強力なはずの市販のカビ取り剤を使っても、カビは復活してくるのでしょうか。それには2つの明確な理由があります。
- 理由1カビの「根」までは届いていないから
私たちが普段目にしている黒カビは、いわば植物の「葉」の部分です。その奥には、「菌糸(きんし)」と呼ばれる根が、タイル目地やゴムパッキンの内部深くまで張り巡らされています。市販のカビ取り剤の多くは、この表面の色素を漂白する力はありますが、奥深くの根まで完全に死滅させるのは非常に困難。そのため、しばらくすると根からまた新しいカビが生えてきてしまうのです。 - 理由2「見えない発生源」が手付かずだから
浴室には、普段のお掃除では決して手の届かない「カビの巣」が存在します。代表的なのが「浴槽のエプロン内部」です。浴槽の側面カバー(エプロン)を外すと、その中は石鹸カスや皮脂汚れ、湿気が溜まったカビの一大繁殖地になっています。市販のカビ取り剤が効かないと感じる場合、この見えない発生源から常にカビの胞子が供給されていることが根本的な原因かもしれません。
プロはここが違う!カビを「根こそぎ」にする専門技術
私たちプロは、単にカビを「消す」のではなく、「根絶する」ことを目的に作業を行います。
- 技術1汚れを分解する「洗剤の知識」
カビは多くの場合、石鹸カスや皮脂汚れが作り出す「バイオフィルム」というバリアに守られています。元洗剤メーカーの知識を活かし、まずこのバリアを分解する専用の洗剤で下地処理を行います。ガードを剥がしてから、強力な業務用のカビ取り剤を浸透させることで、カビの根まで直接攻撃するのです。 - 技術2発生源を叩く「徹底した分解洗浄」
カビの根本原因となりやすい「浴槽エプロン内部」を、プロは安全に取り外し、高圧洗浄機を使って、長年蓄積したヘドロ状の汚れとカビの巣を物理的に根こそぎ洗い流します。(※エプロン内部洗浄はオプションです) - 技術3素材を傷つけない「物理的な除去」
ゴムパッキンなどに深く食い込んだカビは、薬剤だけでは落ちないことがあります。その場合、素材を傷つけない特殊な道具や研磨剤を使い分け、カビを物理的に削り取る作業も行います。
【プロが解説】「キッチンハイター」は浴室のカビ取りに使える?知っておくべき注意点

「浴室のカビ取りにキッチンハイターが効く」という話を耳にしたことがあるかもしれません。実際にインターネットで検索すると、多くの情報が出てきます。元洗剤メーカー勤務のプロとして、この疑問に詳しくお答えします。
結論から言うと、「限定的な状況では使えるが、多くのデメリットがあり、基本的には推奨しない」というのが私の見解です。
- なぜ「効く」と言われるのか?
市販の浴室用カビ取り剤と、キッチンハイターの主成分は、どちらも「次亜塩素酸ナトリウム」という塩素系の漂白・殺菌成分です。カビを殺菌し、色素を分解するという点では同じ働きをするため、「効く」と言われるのです。 - 注意点1泡にならないため「根」に届かない
これが最も大きな違いです。浴室用のカビ取り剤は、壁やパッキンにしっかり密着するよう「泡状」や「ジェル状」になっています。これにより、薬剤が長時間カビの根(菌糸)に留まり、内部まで浸透します。
一方、キッチンハイターは液状のため、壁に吹き付けてもすぐに垂れてしまい、カビの根を死滅させるのに十分な時間、接触させることができません。表面の色素が薄くなるだけで、すぐにカビが再発する原因になります。 - 注意点2素材を傷めるリスクがある
キッチンハイターは、本来、食器やふきんの除菌・漂白を目的としています。浴室のタイル目地やゴムパッキン、コーキング部分などに使用した場合、想定外の化学反応で素材を傷めたり、変色させたりするリスクがあります。専用品は、そういった浴室の素材への影響も考慮して開発されているのです。 - 注意点3使い方を誤ると非常に危険
これは専用品も同様ですが、塩素系の薬剤は「まぜるな危険」です。酸性タイプの洗剤(トイレ用洗剤やクエン酸など)と混ざると、命に関わる有毒な塩素ガスが発生します。知識なく他の洗剤と併用するのは絶対にやめてください。
以上の理由から、安易にキッチンハイターを使用するのではなく、必ず「浴室用」と表示されたカビ取り剤を使用することをお勧めします。
ご家庭でできる!キレイを長持ちさせる3つの湿気対策
プロのクリーニングで一度リセットした後は、日々のちょっとした工夫でカビが生えにくい環境を維持できます。
- お風呂上がりは「冷水シャワー」
最後にお風呂から出る人が、壁や床に冷たい水をさっとかける習慣を。浴室全体の温度と湿度を一度に下げることができ、カビの活動を抑制します。 - 水滴を残さない「水切り(スクイージー)」
100円ショップなどでも手に入る水切り(スクイージー)で、壁や鏡の水滴を切るだけで効果は絶大です。カビは水分がないと繁殖できません。 - 「24時間換気」を徹底する
電気代が気になるかもしれませんが、近年の住宅の換気扇は省エネ設計です。浴室を使わない時も、常に換気扇を回し続けることが、最も簡単で効果的なカビ対策です。
「金沢市の浴室カビ対策」まとめ
- 金沢の気候ではカビとの戦いは必然
湿度の高い金沢では、浴室のカビは避けられない問題です。ご自身の掃除方法を責める必要はありません。 - 市販品が効かないのは「根」と「発生源」が残るから
市販のカビ取り剤では、パッキン奥の「カビの根」や、エプロン内部などの「見えない発生源」まで除去するのは困難です。 - キッチンハイターの使用は非推奨
液状で垂れやすく、素材を傷めるリスクがあるため、必ず専用の「浴室用カビ取り剤」を使用しましょう。 - プロの技術でカビを「根絶」する
専門知識と分解洗浄で、カビの根本原因にアプローチするのがプロの仕事。日々の湿気対策と組み合わせることで、清潔な浴室を維持できます。
市販のカビ取り剤で終わらないカビとの戦いに、もし疲れを感じているなら。それはあなたのせいではなく、金沢という地域の特性と、カビのしぶとい生態が原因です。一度プロの手で、カビの根とその発生源を徹底的にリセットしてみませんか?驚くほど快適で、安心できるバスタイムが手に入ります。金沢市、野々市市、白山市、内灘町、かほく市にお住まいで、お風呂のカビにお悩みの方は、まずは無料相談で、あなたのお風呂のお悩みをお聞かせください。
このページの監修者

坂井 洋平 Youhei Sakai
専門知識を活かし、大手と変わらない品質を地域に寄り添う価格でご提供します
「ハウスクリーニングあさひ」代表。 大手洗剤メーカーで培った汚れに関する専門知識を、もっと身近な場所で役立てたいという想いから、石川県金沢市で開業しました。 科学的根-拠に基づいた清掃と、個人店ならではの丁寧な対応で、お客様の「キレイで安心な毎日」をサポートします。
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