2025.10.27
換気扇の掃除、頻度は何年に一回?プロが教える簡単チェック法|金沢市

こんにちは。「ハウスクリーニングあさひ」代表の坂井です。
石川県金沢市でハウスクリーニング店を営んでおり、特にご依頼の多いエアコンや換気扇のクリーニングを通じて、皆様の快適な暮らしをお手伝いしています。
さて、お客様から「換気扇のお掃除って、本当はどのくらいの頻度でするのが一番いいの?」というご質問をよくいただきます。毎日のお料理で汚れていくのは分かっていても、大変なだけに、ついつい後回しにしてしまいますよね。
結論から申しますと、私たちプロは「1年に1回の徹底的なクリーニング」を推奨しています。
今回は、なぜ1年に1回が良いのかという理由と、ご自身の目で見て「そろそろ限界かも」と判断できる、簡単なセルフチェック法をご紹介します。
なぜ「1年に1回」が理想?油汚れを放置する3つのリスク
表面のフィルターを時々拭くだけでは、内部に溜まった頑固な油汚れは落とせません。1年以上汚れを放置すると、見た目の問題だけでなく、様々なリスクが高まります。
- リスク1換気効率の低下と、電気代の無駄
フィルターや内部のファンが油汚れで目詰まりすると、煙を吸い込む力が著しく低下します。その結果、料理中のニオイが部屋にこもりやすくなるだけでなく、換気扇は常に全力で稼働しようとするため、モーターに負担がかかり、無駄な電気代を消費することになります。 - リスク2モーターの故障や異音の発生
粘土のように固まった油汚れがファンにこびりつくと、回転のバランスが崩れ、「ゴー」「カラカラ」といった異音の原因になります。さらに、モーターに過剰な負荷がかかり続けることで、突然動かなくなるなど、換気扇自体の寿命を縮めてしまうことにも繋がりかねません。 - リスク3火災の原因となる危険性
最も怖いのが、火災のリスクです。長年溜まった油汚れに調理中の火が引火する事故は、決して珍しいことではありません。また、熱で溶けた油が料理の中にポタポタと垂れてくることもあり、衛生的にも問題です。
ご自宅で今すぐできる!プロが教える簡単3ステップチェック法

「うちの換気扇はまだ大丈夫かな?」と思ったら、ぜひ以下の3つの方法でチェックしてみてください。1つでも当てはまったら、プロによるクリーニングを検討するサインです。
- チェック1「フィルター」の透け具合を確認する
まず、安全のために換気扇の電源を切り、フィルターを外してみてください。そして、そのフィルターを照明にかざしてみましょう。向こう側の光がはっきりと見えますか?もし、網目が油で覆われて向こう側がほとんど見えない状態なら、換気能力はかなり落ちています。 - チェック2「ティッシュ」が吸い付くか試してみる
換気扇を一番強い設定で運転させ、フィルターがあった場所にティッシュペーパーを1枚近づけてみてください。新品同様ならピタッと勢いよく吸い付きますが、汚れが溜まっていると、吸い付きが弱かったり、すぐに落ちてしまったりします。 - チェック3「異音」がしないか耳を澄ませる
キッチンが静かな時に、換気扇のスイッチを入れてみましょう。以前はしなかった「ゴーッ」という重い音や、「カラカラ」といった何かが当たるような音が聞こえませんか?それは、ファンやモーターが汚れで悲鳴を上げているサインかもしれません。
実はご家庭ごとに違う!最適なクリーニング頻度の目安
「1年に1回」はあくまで基本です。お客様の料理のスタイルによって、最適な頻度は変わってきます。
- 半年~1年に1回がおすすめのご家庭
・揚げ物や炒め物など、油を多く使う料理をほぼ毎日する
・家族が多く、一度に調理する量が多い - 1~2年に1回がおすすめのご家庭
・毎日料理はするが、煮物や蒸し料理が中心
・一般的なご夫婦二人暮らしや、少人数のご家庭 - 2~3年に1回でもOKなご家庭
・外食が多く、自炊はほとんどしない
・お湯を沸かす、温める程度の使用がほとんど
ご自身のライフスタイルと照らし合わせて、最適なタイミングを見つけてみてください。
「換気扇クリーニングの最適な頻度」まとめ
- 理想の頻度は「1年に1回」
換気効率の維持、故障や火災のリスク防止のため、1年に1度のプロによる徹底的なクリーニングを推奨します。 - 3つのセルフチェック法で汚れ具合を確認
「フィルターの透け具合」「ティッシュの吸い付き」「異音」の3点で、ご家庭の換気扇の限界サインを簡単にチェックできます。 - 料理のスタイルで頻度は変わる
揚げ物が多いご家庭は半〜1年に1回、自炊が少ないご家庭なら2〜3年に1回など、ライフスタイルに合わせて調整しましょう。 - 汚れが固着する前のメンテナンスが重要
セルフチェックで異常を感じたら、汚れが手遅れになる前にプロに相談することが、換気扇を長持ちさせる秘訣です。
換気扇のクリーニングは、面倒な大掃除というだけでなく、キッチンの安全性と快適性を保つための大切な「メンテナンス」です。ご紹介したセルフチェックで「あっ」と思われた方は、汚れが固着して手遅れになる前に、ぜひプロのクリーニングをご検討ください。クリーニングのタイミングが分かったら、次に気になるのは「どこに頼めばいいの?」ということですよね。特に大掃除シーズンは予約が殺到するため、秋のうちに計画的に進める方法を解説したこちらの記事も、ぜひ合わせてご覧ください。「うちの場合はどのくらいの頻度がいいんだろう?」と迷われたら、まずは無料相談でお気軽にご状況をお聞かせください。
このページの監修者

坂井 洋平 Youhei Sakai
専門知識を活かし、大手と変わらない品質を地域に寄り添う価格でご提供します
「ハウスクリーニングあさひ」代表。 大手洗剤メーカーで培った汚れに関する専門知識を、もっと身近な場所で役立てたいという想いから、石川県金沢市で開業しました。 科学的根-拠に基づいた清掃と、個人店ならではの丁寧な対応で、お客様の「キレイで安心な毎日」をサポートします。
まずはご質問や料金の確認だけでも構いません。
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